数字
2023年、5歳未満の子どもの 23.6% が発育阻害(stunting)の状態にありました。2019年の26.7%からは下がりましたが、過去20年でほとんど改善していないと評価されており、同じくらいの経済発展段階の国と比べても高い水準です。
所得による差も大きく、最も所得が低い20%の層では 37.2%。ほぼ4割にのぼります。
なぜ「身長」を見るのか
発育阻害は、一時的な飢えではなく、慢性的な低栄養が積み重なった結果を示すとされています。影響は体だけにとどまらず、妊娠中から2歳ごろまでの栄養状態は脳の発達に関わり、その後の学び、さらには大人になってからの収入にまで影響することが知られています。
栄養は「福祉」の話であると同時に、教育や経済の話でもあるのかもしれません。読む力の課題(91%)と、この23.6%は、つながっている可能性があります。
効果が確かめられてきた分野
栄養は、開発の分野の中では何が効くかの研究が比較的そろっている分野のひとつです。妊娠期から乳幼児期(いわゆる「最初の1000日」)の支援は、費用に対する効果が高いとされています。寄付先を考えるときは、この時期を支えているかどうかも、ひとつの目安になるかもしれません。